会社説明会から見えるもの

就活していると、「プログラマの給料が安いのはプログラマのせいであるわけがない」って事例を嫌と言うほど見せられてしまうから困る。どうも、中規模のソフト会社は教育制度をいかにもやってますというようなそぶりをする癖に、内情はデスマーチであるというのが見えてきてしまうのがもの悲しい。そして、雇用する側は何も考えてない。
会社説明会で先輩社員による業務紹介なのに、2次請け3次請けで疲れ切った人間を連れてくる企業とかあってビビった。「あなたの夢は何ですか?」とか聞かれても、夢はないな〜開発が無事に終われば…。とか言い切ってしまう人とか、「キャリアプランは?」とか聞かれて、考えたことないですと言い切ってしまう人が出てくる企業があったりして笑える。
他にも、ある独立系で宇宙関係も扱ってるソフトウエア会社の説明会で、1時間にもわたって代表取締役会長が「日本のソフトウエア業界」について語り、その中でいかに我が社が教育制度も含めて他社に比べて優れているか語ってくれたので、「自主開発や自主研究する暇や予算はあるんですか?」って聞いてみたら案の定無いし今後もするつもりはない。と、きた。それを不安に思ったのか別の人が「学会に出る予算はあるんですか?」って聞いたら、開発中の案件以外は出ないし出す気もないだそうで。他にも色々質問には答えていたけれど、結局目新しいところは全くなかった。
結局、雇用する側は従来型の企業と何も変わって無いという落ち。そんなんじゃ、ソフトウエアの研究やってた優秀な人間を引っ張ってこられるとは到底思わないけどね。結局、頭数さえ揃えばいい企業か。散々インドに対する優位性を述べてたけど、この企業がそのうちインドの企業に追い抜かれることは間違いない。トップからして時流に乗れてないし、結局頭数揃えばいいと思ってる。
こりゃ、情報工学出の人間が行くとこじゃないなと思って一次選考はパスして出てきた。こんなんばっかじゃ誰もプログラマーなんてなろうと思わないよなー。