スキルのいらない会社への進路は?

さて、『IT業界不人気の理由は? 現役学生が語るそのネガティブイメージ』の波紋は結構大きいみたいですが…。
そんな中、元NTT系列の方から『「入社時のスキルを問わない会社」にも就職してみるといい』なんて意見が。
確かに、『信頼性・誠実性というファクター』や『大企業にしかないノウハウ』を考えると、超大手企業に入ることが出来るのならそれはそれでいいのかもしれません。しかし、SIerの企業構成を考えると、全員が全員超大手に入れる訳ではないので、学生側はもっとSIerに対する警戒心を持った方がいいのだと思います。
『間違っても、下請けでかつ、入社時のスキルを問わない会社は辞めた方がよい。』と書かれているように、間違っても2次・3次請けの企業に入っては駄目だと。就職活動中の学生の場合、一部上場とかマザーズ上場・一部上場を目指すとか歌っている企業に騙されてはいけない。〜なシステムの開発をしていますとか、〜を作っていますと大規模なシステムや超有名な商品を紹介するけれど、ほとんど2次・3次請けだろうし、もしかしたらもっと下の階層かもしれない。そんな所に行って、プラスになることは何一つ無い。プログラミングを学べるとか思うかもしれないけれど、そんなんだったら事務職やって趣味で勉強する方がよっぽど技術的に面白いことが身につくと思う。
まだ情報系を含む理系の人間しかSIerに就職する意味がないということに気付いていないけど、このことに文系のプログラミング経験ゼロの学生が気付いてしまった時、SIerの崩壊が始まると思う。
前回のエントリーで書いたように、トップの意識が変わっていない以上崩壊してもやむを得ない業界なのかもなぁ。