会社説明会から見えるもの2

前回の記事が、現場で働いてる皆さんからある意味好評だったので加筆。
企業を色々見てみて思うのは、伸びている企業にはそれなりのものがあると言うこと。やはり、会社自体が外を向いていたり、社員を外で学ばせようとしていたりとそれなりの理由がある。特に、今飛躍しようと必死に技術者を集めている企業なんかは、外へのアピール度が高くてモチベーションが高い。やっぱ、違う。

ちなみに、ヤヴァそうに感じたソフト会社は圧倒的にSIerが多かった。結局、人手が欲しいだけで特に経験とか必要ない企業は、どうしても会社説明会自体もおざなりになってる感じがするし。会社説明会は会社から学生へのプレゼンテーションの貴重な場である筈なのに、そこでまともにアピール出来ないのは何らかの理由が有る。人事がまともじゃないか、誰でもいいから来て欲しいかのどちらか。そんな企業が、ヤヴァくない訳がない。人事の能力を見極めれば、その会社の将来性がわかるような気がします。
規模は同程度でも、伸びている企業は少しでも優秀な学生を取ろうと必死なので人事の熱気も違いますし。

まぁ散々企業側に文句を言ってみましたが、そんな企業を受けに行く学生はコこの業界についてなんも考えてない人たちが多い。というか、一般的な学生はまだ気付いていないのかもしれない。だから、需要と供給があっているといっちゃあっている。むしろ、その程度の人材しか求められていないんだろうなぁ。最低限、この程度でいいやみたいな。
いや、本当に気付いていないんだったら恐ろしい話だなぁ。まぁ、就職板とか見てる学生ならわかるかもしれないけど、そういうところも見ていない学生なんかは気付かずにヤヴァイソフト会社に就職しちゃうわけだ。しかも、ソフト会社によっちゃ説明会の段階で、『社長からソフト業界について洗脳』するところもあるわけで、間違った知識を植え付けられてしまうんだから恐ろしい。就職活動でのデジタルデバイトなんてもうとっくに無くなったのかと思いきや、コンピュータ業界に関して言えばより色濃くなっていく方向なのかも。
ちなみに、そういう企業の筆記試験や面接の会場で話をしてみると、「アピール何も考えてないですよ〜」とか、「会社について何も知らないんですよ〜」とか言ってくれるから見てて楽しい。ま、人ごとだからいいんだけどね。